高崎産珈琲日記vol.02

大和屋による、高崎産コーヒープロジェクトのコラムをお届けします。

「高崎産コーヒープロジェクト」

高崎の地でコーヒーの木を栽培して、もうすぐ一年半。11月には、少量ですが手塩にかけた「高崎産コーヒー」が収穫できました。

2023年11月に収穫したコーヒーチェリー
2024年のコーヒーチェリーと生豆(2024.04.19撮影)

ちなみに「コーヒー」、「珈琲」と2通りの表現をいるので「?」となる方もいると思いますが、焙煎前は「コーヒー」、大和屋で焙煎したものを「珈琲」と表現しています。ちょっと脱線しましたが、そんな高崎産コーヒーの最近の様子をお伝えします。

2024年4月の高崎産コーヒー

2024年4月8日撮影

高崎産コーヒーの実(チェリー)の収穫は11〜2月頃なのですが、現在も丸く赤い実をつけ今シーズン最後の収穫が行われています。また、コーヒーの花もほんの少し咲いていました。

白くかわいらしいコーヒーの花

ハウスの中は25〜30度で、コーヒーと同じハウスで育っているバナナの両方が快適に過ごせる温度に保たれています。

今シーズンの高崎産コーヒーについて生産者さんの声

コーヒーの育成をしてくださっている「株式会社おもつな」の鈴木さんに、今シーズンの高崎産コーヒーについてお話を伺いました。

植物を育てる、特に有機栽培ならではの難しさもたくさんあった年だそうです。

「夏場のハウスはどうやっても40度を超えるため、ハウス内の温度を下げる難しさ」や「有機栽培ならではの虫との闘い」。

特にコーヒーの木に好んでつくカイガラムシは、甘い体液によりアリに守られ、共生して勢力を拡大するそう。そこで考えたのがカルシウム粉末と地道な手作業での除去と防虫。

「薬を使えば簡単に虫はいなくなりますが、安心して食べてもらいたいのでそれはしません。虫も本気、私たちも本気で頑張るしかないですね。でもこの大変さも自然をいただく、ということなんだと思いますね」と鈴木さん。

とはいえ人間も負けていられません!と話す鈴木さんは、次シーズンのより安定した収穫に向け秘策があるとのこと。実際の取り組みについてはまた追ってリポートします!

おとなりのバナナと一緒に、美味しくなりますように

同じハウスで育つ、“群馬のからっ風バナナ”もスクスク育っています!

この日は、バナナのお花を発見!「バナナハート」と呼ばれる、小さいバナナがいっぱい入った部位も見ることができました。これが成長してバナナになるんですね!!

同じお家(ハウス)で、家族のように育つ高崎産のバナナとコーヒー。

寒い日も暑い日も、手塩にかけて育ててくれる、おもつなの皆さんの愛情をうけとってどんどん美味しく育ってほしいと感じる一日でした。

“群馬のからっ風バナナ”を使ったバナナジュース

群馬県庁32階にある大和屋直営コーヒースタンド「YAMATOYA COFFEE 32」では、“群馬のからっ風バナナ”を使用した「バナナジュース」を4月14日(日)より、期間・数量限定で販売しています。

甘味はたさずに完熟した群馬のからっ風バナナとミルクだけで作ったバナナジュースです。
期間限定、数量限定の販売ですので、この機会にぜひお楽しみください。

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群馬のからっ風バナナジュース
◾️販売価格 : 600円(税込)
◾️販売期間 : 4月14日〜4月25日頃まで

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deepresso編集部が「より深くコーヒーの魅力についての情報発信」を行います。コーヒー業界のトレンドや、最新のトピックも取り入れながら、大和屋が今まで培ってきたコーヒーのノウハウを活かし、一歩踏み込んだ情報をコーヒー好きの皆様にお届けします。

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