平湯聡のコーヒー探求記①グアテマラvol.01


みなさまこんにちは。

7月から8月にかけて中南米のコーヒー産地を巡っておりました。中米ではグアテマラ、ホンジュラス、コスタリカを巡り、そこから南米ブラジルに渡りコ―ヒー産地を回ってきました。

コーヒーを飲用する世界的な消費量が増えてきています。中国をはじめ、経済発展と比例するようにコーヒー飲用も増え、消費する人口も増えてきました。

それはそれでコーヒーに携わるものとすれば喜ばしいことなのですが、コーヒー豆という農作物は世界の争奪戦になってきています。

安定的に供給してもらうためには、コーヒーをつくる生産者の方と直接お会いし、良好な関係を築いていく必要があります。 今回、中年米で契約している農園を訪ね、生産者の方とお会いしてきた現地での体験記をお伝えできればと思います。

【グアテマラという国について】

グアテマラは、GUATEMALAとアルファベット表記しますが、先住民族のマヤ族の言葉で、CUATE(=地)、MAYAN(=マヤの)という意味です。
その言葉が時とともに、GUATEMALAという言葉に変化していきました。「マヤの地」という意味が示すように、とてもマヤ文明の色が濃い印象です。

民族色が強く、現地では伝統的な民族柄をまとった、インディオの人たちをみかけます。

コーヒーの産地「アンティグア」

現在の首都は、グアテマラシティとなっていますが、それ以前は、アンティグアに首都がありました。

アンティグアはグアテマラシティから、車で1時間半程度の距離で、コーヒーの産地とすれば都会から近く、アクセスしやすい場所にあります。

そういえば、グアテマラの北部、メキシコ国境に近いウエウエテナンゴという山岳地域もまた別のコーヒー産地ではありますが、そこまでたどり着くのに、グアテマラシティから車で7時間かかります!汗
アンティグアはウエウエテナンゴから比べれば、「楽に」コーヒー産地に行けますね。笑

アンティグアは、アグア火山、フエゴ火山に囲まれた地域で、火山地帯のおかげで、とても肥沃な土壌になっています。標高も、1,600m~1,800mと高地で、コーヒー栽培にはうってつけの場所といえます。

ですので、「アンティグア産のコーヒー=おいしいコーヒー」と評判で、アンティグアはコーヒー産地のブランドになっています。

グアテマラをはじめ、中米のコーヒーの収穫期は1月から3月が最盛期で、訪問した8月は、コーヒーの実がまだ緑色の状態でした。緑色の実が次第に大きくなり、赤く熟していきます。赤く完熟してきたら収穫のタイミングです。

次回は実際に訪問したアンティグアの農園についてご紹介します。

Photo by Satoshi Hirayu

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