高崎産コーヒープロジェクト

高崎から世界へ
そして未来へつなぐ
「GLOCAL COFFEE GUNMA」
プロジェクト

2022年『群馬県内でコーヒーの木を栽培し、国産コーヒーをつくる』という、高崎産コーヒープロジェクトが始動いたしました。

「世界からコーヒーが消えるかもしれない」そんな危機が身近に迫ってます。それを解決すべく立ち上げたのが、高崎産コーヒープロジェクトです。 

このプロジェクトは、農福連携(農業と福祉の連携)として、地域企業と協働で実施します。

『高崎産コーヒー』プロジェクト誕生の背景
~コーヒーの「2050年問題」~

皆さんは「コーヒーにおける『2050年問題』」という言葉をご存じでしょうか?

これは、2050年までにコーヒーの需要が供給を上回り、コーヒーが不足する可能性があるという問題で、原因としては以下の3つが関係しています。

(1)気候変動によりコーヒー豆を栽培できる面積が減少

地球規模の気候変動で、コーヒー豆の栽培に適した地域が減少しています。
現在のペースで地球温暖化が進むと、ブラジルのコーヒー栽培適地は2050年までに60%減少すると言われています。

(2)世界的なコーヒー豆の消費量の増加

新興国の経済発展により、世界的な食の欧米化も進んでいます。その影響で日常的にコーヒーを飲む習慣も広がり、世界規模でのコーヒー豆の消費量も増加しています。

(3)高齢化に伴うコーヒー農家の減少

コーヒー農家の離農や担い手不足も原因の一つになります。気候に左右される予期せぬ不作や、市場に左右される価格など不安定な状況下で事業が行われており、高齢化に伴う離農が進んでいます。

 

コーヒーの「2050年問題」解決に向けて

この問題の解決策の1つに「コーヒー豆の自給自足化」を考えました。高崎(地域)で栽培したコーヒーを、世界へ広めることで「世界からコーヒーが消える」問題に歯止めをかける一助になりたい。「国産コーヒーが世界を救う」「コーヒーのある文化を守りたい」と私たちは考え、高崎産コーヒーの栽培を開始しました!

高崎産コーヒー栽培プロジェクト
「GLOCAL COFFEE GUNMA」

「GLOCAL COFFEE GUNMA」は、GLOBAL(世界)とLOCAL(地域)を掛け合わせた造語です。このプロジェクトで私たちは、高崎(地域)で栽培したコーヒーを、世界へ広めることを目指します。

その軸になるのが「高崎でのコーヒーの自給自足化」です。

群馬の気候を生かして

コーヒーが栽培されるハウス

本来コーヒー豆は、赤道付近のコーヒーベルト(降水量・温度・日照量・土質を満たす地域の総称)と呼ばれる地域でしか栽培できませんが、群馬県は日本で2番目に日照時間が長い地域です。そこに着目し、ビニールハウスで気温を安定させることで、栽培が可能になるのではと考えています。

高崎産コーヒー成長中!

現在、高崎市浜川町のビニールハウスで100本のコーヒーの木を栽培しています。

栽培するのは、鹿児島県・奄美大島で育ったアラビカ種の品種「ティピカ」。2022年10月上旬から苗100本の植樹・試験栽培を始め、商品化に向けて味や収穫量などを検証しています。

コーヒーの花(2023年5月)
コーヒーチェリー(23年10月)
2023年11月に、初めての収穫を行いました。


私たち大和屋の想い

プロジェクトを共に行うメンバーと共に、集合写真

市場に出回るまで時間はかかりますが、将来的にはたくさんの地元の方、ひいては世界の方々にも群馬・高崎産コーヒーを味わって頂きたいと考えています。そして、自給自足の地元産コーヒーが「世界のコーヒーを守る」「コーヒー文化を守る」ことにつながると信じています。

また、本プロジェクトは農業と福祉を連携させた「農福連携」事業でもあります。障害者福祉事業を手がける「おもつな」さまのご協力のもと、障がいのある方や高齢者の方にもコーヒー栽培をしていただいています。企業として、地域のさまざまな方と支え合える、地域に貢献できる社会の実現も目指したいと考えています。

今後さらに多くの方にこのプロジェクトに参加してもらえる仕組みを現在考えています。

群馬にあるコーヒーの専門業者である私たちだからこそできる、地域に、そして世界に良いこと。

今後もこの「高崎産コーヒー栽培『GLOCAL COFFEE GUNMA』プロジェクト」を推進・発信していきますので、注目したり、参加したりしていただけると幸いです。

●今後のプロジェクトの予定は

ー大和屋オウンドメディア「deepresso」
ー大和屋ホームページ
-各大和屋公式SNS

などで発信していきます。

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