ブラジル フォルタレーサ農園 9月6日(金)発売

現地に行ったからこそ出会えた
特別な珈琲「イエローブルボン」


2023年8月、大和屋代表取締役の平湯聡(ヒラユ サトシ)がブラジルを訪れた際に出会った、フォルタレーサ農園。
ブラジル探訪の中で生産者の熱い思いを感じた、こだわりのコーヒーがついに入荷しました!

今回訪れたブラジルの産地について

ブラジルは世界一のコーヒー生産国として有名ですが、中でも内陸の東部の「ミナスジェライス州(MINAS GERAIS )」は、その生産の約50%を占める“大”生産地です。

今回ご紹介するフォルタレーサ農園は、ミナスジェライス州のコーヒーエリアのうち、南ミナス(Sul de Minas)と呼ばれるエリアに位置します(sulとは“南”という意味です)。

このエリアは急峻な山がそびえる山岳地帯であり、コーヒーが栽培されるエリアも標高が高いです。

また、コーヒー栽培の歴史は深く、ブラジルの品評会において受賞している農園を数多く輩出し、伝統ある名産地として知られています。

歴史や伝統を重んじながらも、常に改良や技術の進歩を行い、コーヒーの品質を向上させています。

フォルタレーサ農園について

農園は標高1,350mに位置しており、標高の高い南ミナスの中でも、特に標高が高い場所にあります。ブラジルの大都市サンパウロの標高は700〜800mほどなので、ブラジルの中でも高地といえます。

その中でも、ひときわ心つかまれた農園が「Fortareza(フォルタレーサ)農園」でした。

農園主のフェルナンドさんは、自分となんと同年代!(1980年生まれ)で、自分の子供と同じくらいの年齢の子供さんがいて、なんだか親近感を感じました。

もともと、住んでいたのは現在のこの場所ではなく、別のエリアでコーヒーの栽培に従事していましたが、とても小さな農園で、家族を養っていくには厳しかったそうです。

そこで、一大決心して現在の場所に住居を移し、2005年にフォルタレーサ農園を立ち上げました。

今までより農園の規模も大きくなり、農業技師にも指導を仰ぎ、「どうやって高品質のコーヒーをつくっていくか?」とひたむきに取り組んでいます。

農園名の「Fortareza」とは、“不屈”という意味です。フェルナンドさんが農園名に込めた並々ならぬ思いを感じます。

しっかりと管理された農園

高品質なコーヒーをつくっていくためには、農園の管理は重要です。

農園に一歩ずつ踏み入れた時に感じた、ふかふかとした土壌。
肥沃な堆肥が土壌の上に敷き詰められています。コーヒーの木の根が地中に深く張って、元気に育っている証拠です。

農園はどこも隅々まできれいに整備され、農園をしっかり管理されているんだと感じます。

イエローブルボン

中でも驚いたのは「イエローブルボン」を単一品種のみで栽培しているということです。

「イエローブルボン」とは、黄色く完熟するブルボン種の中でも希少種です。

赤く熟すブルボン種の突然変異で生まれた品種で、ブラジルの伝統的な在来種ではあるものの、収穫量が少なく、非常に希少なものとなっています。

イエローブルボンというコーヒーの品種を限定して栽培していることにも、コーヒーの品質に対する、フェルナンドさんの強い思いが伝わってきました。

また、農園単位で、ひとつの品種だけを栽培するのは非常に珍しいことです。

病気や害虫、あるいは天候によって、単一品種だと全滅してしまうリスクが出てきてしまいます。そういったリスクを回避するために、複数の品種を育てるのが一般的であります。

リスクを顧みずにひとつの品種に専念し、その品質の追求にこだわる姿勢には深く感銘を受けました。

フェルナンドさんより、「コーヒーの品質へのこだわりや情熱を持つことで、さらにコーヒーの品質が向上してきた。やればやるだけ結果が出てくるから、いまのコーヒー農園での仕事はとても楽しい」と、話していたのが印象的でした。

左から:大和屋 平湯聡、農園主フェルナンド氏、セラードコーヒー会長 山口氏

今の時期にピッタリの珈琲です。

イエローブルボン品種のみに注力してきた農園の豆だけあって、その味も格別です。

伝統的な在来種のブルボンらしいフルーティーな味わいのなかにも、「フォルタレーサ農園」のイエローブルボンは甘みを強く感じます。

ベリー系の甘酸っぱい印象のなかに、心地よい甘さの質感。すーっとなめらかなやさしい余韻。
飲んでいて「心地の良いコーヒー」です。

まだまだ暑い日が続きますが、軽めできれいな味わいが特徴の、このイエローブルボンのコーヒーはそんな時期にピッタリです!

皆さんにもこの特別なコーヒーを、ぜひ味わっていただければと思います。

Photo by Satoshi Hirayu

コーヒー豆詳細情報

<商品名>
ブラジル フォルタレーサ農園 イエローブルボン

<コーヒー豆詳細>
生産者:フェルナンド・アルベス・ヘルバス
エリア:ブラジル ミナスジェライス州
標 高:1,350m
品 種:イエローブルボン
プロセス:ナチュラル

<価格>
珈琲豆 100g 675円
(税込価格)

<発売日>
珈琲豆:2024年9月6日(金)〜数量限定販売

<販売店舗>
・大和屋直営店
 大和屋高崎本店 / 高崎吉井店
 YAMATOYA COFFEE 32
・大和屋グループ各店
 (※一部取り扱いのない店舗もございます)
・大和屋ネットショップ
 https://shopyamatoya.com/

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